📘 エルマーと16ぴきのりゅう (The Dragons of Blueland)
さく : ルース・スタイルス・ガネット
え : ルース・クリスマン・ガネット
やく : わたなべしげお
出版社: 福音館書店
ウクライナカラーの身体に金色の羽、赤い角と赤い足をもったりゅうの名前はボリスです。
りゅうのボリスは、前作でエルマーと別れた後、家に帰るために砂漠の真ん中にそびえたつ「そらいろこうげん」の山に住む家族のもとに向かいます。
しかし、15ひきの家族たちが人間に洞穴に追い詰められたことに気が付いたボリスは、エルマーのところに引き返して助けを求めます。
エルマーはふたたび持ち前の勇気と知性を発揮して、貯金箱にあったお金で道具を買いそろえ、機転を利かせたアイディアで人間を退散させて、ボリスの家族を救うのでした。
わくわくドキドキする冒険譚に加え、鮮やかな色と模様のりゅうたちの身体は、想像するだけで楽しくなります。
エルマーの冒険も、『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』と続いて、本作が完結編。
りゅうたちが「そらいろこうげん」で、ずっと平和に暮らしていけると良いですね。